夏休みは週末毎にできるだけ子どもたちを海か川かキャンプに連れて行ってあげたい。
子どもたちの心と体の正常発達には必須な条件とすら考えている。
ってゆーか私が行きたいだけだ。定期的に自然にふれないと病んでしまう。
もはや春日市周辺に自然はない。昔は多少あったけど。。。
学校でいくら自然科学を学ぼうと、そこに身体性や五感の体験がないと学んだものを活かすことができないと思う。
また、その五感の体験がさらに情動(恐怖驚喜怒哀楽)に結びつくような体験も、子どもたちの情操教育には必要である。それが生きる力や喜びになるからだ。(最近は無気力なひとが多い)
今日は川に行った。最近、水難事故が多い。川は非常に危険だ。どんなに川遊びに慣れていても、危険なシチュエーションのバリエーションが多いのも川だ。
だけど、危険だからといって避けていては、いつまでたっても川とお友だちになれない。敵になってしまう。
川と仲良くなる方法を子どもたちに教えたい。怖いばかりではない川。楽しいばかりではない川。
今日、久しぶり(約2年ぶり)に「観音の滝」に行ったが、ここ2年のあいだの大雨災害によって川の様相は大きく変わっていた。その自然の力に驚かされる。
また、数日まえの雨による増水もある。
轟轟という小滝の音と流れに、最初は驚き、圧倒された。
でも、少しずつ怖い川が楽しい友達にかわっていく。
モト川ガキである私が体の使い方を子どもたちにみせるのだ。
そうすると、だんだん子どもたちは慣れてくる。
その変化の様子は、情動にも身体にも動作にも表れる。緊張した表情や四肢の筋肉は、徐々にリラックスした状態へと変化し、川のあらゆる起伏や水流に適応する。身体をくねらせたり、しゃがんだり、四つ這いになったり、浮かんだり、流されたり、滑ったり、飛び込んだり自由自在。
途中から子どもたちはフローの状態になった。そして、自然と一体となる。最高に発達する最強の状態。
これが、ヨガでなくてなんであろうか。
11時から遊び始めて、途中お弁当を食べて15時にはあがったから、4時間くらいはいただろうか。フローの状態になると時間が経つのが早く感じるため、子どもたちは「えー、もう帰ると?まだ遊びたい」という。
この時期、日中4時間も屋外にいるのは危険だが、都市近郊と違ってここ観音の滝は涼しい。
結論、川遊びはヨガである。
翻って、たとえ都市近郊にいたとしても、ヨガの練習をとおして自然体験ができる。
なぜかというと、自分の身体は一番身近な「自然(宇宙)」だから。
なので、みなさんもヨガを練習してるときはその「自然」である自分の身体の内側に入っていけてるかどうかを感じると良い。そのほうが効果が高い。それがつまり「ハタヨガ」だ。