ケンさんについて

遅ればせながら、ケンウィルバーの「インテグラル理論」を読んだ。この本はアメリカで2000年に出版されたものだ。

この本を読んで、私が以前から感じていた「孤独感」や「誰にも理解してもらえなさ」、「居心地の悪さ」っていうものの原因がわかった気がした。

たぶんだけど、私は、この本に書いてある発達理論でいうところの第二層(ティール)にいるんだと思う。そして、私の周りは、ってか日本のほとんどがそうなんだけど、第一層(ブルー、オレンジ、グリーン)が多いのだ。この本によると第二層は地球全人口の数パーセントしかいないらしい。

そして、さらに私がどうしてヨガを地域にひろめているのかについても、その疑問がとけた。

それは、第一層をにいるひとたちを第二層にひきあげて、自分の孤独感や誰にも理解してもらえないという状況を脱したいからなんだと。わりと利己的な考えかもしれないが、それがいちばんしっくりくる。第一層にいるひとたちを第二層にひきあげるための一番てっとりばやい方法が、「ヨガ」なんじゃないかと無意識に感じていたんだ。

こうして、「地域住民にヨガを広める」という動機が、じつは利他的というよりはじつはぜんぜん利己的で、自分の居心地を良くするためだったんだと気づいた。

「どおりで、なんかみんなと感覚が違うなぁ」って、いままでに自分の周りでおこったいろいろな出来事が腑に落ちた。

どうして、はやくこれを読まなかったんだろう。随分、古い本だし、書店にもよく積んであってまえまえから目には入ってはいたんだけど、なんか胡散臭かったし、難しそうだったから避けてたんだけど、こんなにスッキリするんだったら早く読んどけばよかった。

なるほど、そういうことを目的にヨガを教えてるから、ポーズの形にあまり興味がないのか。やっとわかったぜ。

仏教やヨガをやってるひとのなかでも、第一層にいるひとは、SNSでも、地域のなかでも、わりと他人の意見につっかかるし、ワークショップを開きがちな気がする。自分の主張や考えを正しいと確信して、正義感や公平性の観点から伝えたがる。それに対して、第二層にいるヨギや仏教人は、わりと無反応。いや、ただの性格か?

第一層にいるヨギは、ヨガで生じるケガをケガととらえ、解剖学、運動学、アライメント、哲学性(サーンキャ、ヴェーダンダ、タントラなど)に熱心だ。教育の場面に当てはめると、第一層の教育者は子供にとって「池のまわりは危険だから、柵をつくろう」「この遊具は危険だから撤去するか安全なものに取り換えよう」っていう感じかな。

第二層の住人にとって、「ケガ」や「池(自然)」というものは、善悪とか優劣とかポジティブネガティブ、という二つにわけられるようなものではないと思っている。第二層の住人がそういうものを扱うときは、「中立」とか「ニュートラル」なものととらえる。判断するときは、複雑に絡み合うもの(縁起)のなかで中道的に判断する。

それだもんだから、第一層のグリーンの階層の人たち(一般的な日本人)が、それ以外のすべての階層を攻撃するってのもわかる。こういうことをこの本では、「ベビーブーム世代の病」と呼んでいるのだろう。

そして、最近の事例でいえば、mRNAなんたらの推進も構造的にはグローバリズムのなかの一部のレッド階層が発案し、ブルー、オレンジ、グリーンの社会的勢力がそれぞれの特徴と方針、戦略をもって推進したのだろう。俯瞰的にみるとそういう感じってのがわかる。

とにかく、この本みんなにも読んでほしい。そうすれば、第二層のひとが増えるかな。難しそうな本だが、意外とわかりやすく、国語力の低い私でもなんとなくわかった。

ほとんどのひとは、大学や高校を卒業すると、「もう勉強をしなくてもいい」って思うから成長のあゆみをとめる。就職して社会人になっても勉強する人もいるけど、それは仕事に関係する領域の勉強(かもしくは将来のファイナンス的な勉強)だけだろう。

そうではない。

たとえ、大学や高校を卒業しても、一般教養やリベラルアーツは大人になっても勉強しなければいけない。そうじゃないと、ウィルバーのいう、発達段階をうえにのぼることはできないと思った。私は読むのが遅く、理解力がないわりに、いろんな分野の本を読んできた。

言葉足らずで説明下手なので、ここでみんなにちゃんと内容を伝えることができないから、ぜひ、この本を読んでほしいと思う。そのほうが私も楽だ。そして、この本に書いてある実践方法をやれ!

つまり・・・瞑想なんだけどね。

この理論は、医療、経済、政治、教育、ビジネスなど、いろんな分野に役に立つらしいよ。だけん、インテグラル(すべてを統合する)なんだ。

と!まあ、私がいくらケンさんのスゴさをぶっこんでも、時間の無駄なので、AIに彼がどんな人なのか聞いてみた。下記の表を参考にして自分の意識の発達段階がどこに位置しているのかを調べてみるのもいいかも。そして客観的に自分の発達段階がわかったら、どのようにすれば、自己成長を促せるかを考えてみるといいかも。

余計なお世話か(笑)

以下、AIの作った文章。

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ケン・ウィルバーは、アメリカの哲学者であり、現代において「意識研究のアインシュタイン」とも呼ばれる思想家です。ケン・ウィルバーの最大の功績は、バラバラに見える世界のあらゆる知識や考え方を、一つの巨大な「地図」にまとめ上げたことです。この「統合的な哲学」を、彼はインテグラル理論(統合理論)と呼んでいます。

1. 🤯 「東洋」と「西洋」を結合した

 東洋の知恵: 仏教の瞑想やヒンドゥー教などの「精神的な成長」に関する深い洞察。
 西洋の科学: 心理学、進化論、哲学などの「合理的で実証的な知識」。
これらは普通、対立したり、全く別のものとして扱われますが、ウィルバーは「どちらも真実の一部だ」として、「フロイトとブッダを結合させた」と言われるほど、これらすべてを一つにまとめようとしました。

2. 🗺️ あらゆる「違い」を理解するための枠組み

彼が作った「インテグラル理論」という地図は、私たちが抱えるあらゆる問題(個人的な悩みから社会の対立まで)を、全体像の中で理解するのに役立ちます。例えば、人の意識や発達を、自己中心的な段階から、仲間を大事にする段階、最終的には人種や国籍を超えて世界全体を考える段階(世界中心)、さらに宇宙的な意識へと進化していく「段階」として整理しました。これにより、「なぜあの人は自分と違う考え方をするのだろう?」「社会の意見が対立するのはなぜだろう?」といった疑問に対して、「それは、意識の異なる段階にいるからかもしれない」という、より深い理解を与えてくれます。

3. 🎯 応用範囲がとてつもなく広い

彼の理論は、単なる学問に留まらず、実生活の様々な分野で応用されています。
* 教育: 子供たちの発達段階に応じた教え方。
* 医療: 体だけでなく、心、社会的なつながり、精神的な側面も統合した治療。
* ビジネス/経営: 組織文化、リーダーシップ、社員の意識の違いを包括的に理解し、より良い組織を作る。
ケン・ウィルバーは、「世界に存在する良い知恵はすべて取り入れ、それらを矛盾なく、一つの大きな視点から理解しよう」とした、非常に壮大で野心的な試みを成し遂げた人物なのです。

ケン・ウィルバーが提唱する意識や価値観の「段階」はいくつかバリエーションがありますが、一般的に有名なスペクトラム(階層)と、組織論などで特に注目される色分けの段階の2つを下に示します。

1. 意識のスペクトラム(階層)

ウィルバーの初期の思想の根幹で、意識を「スペクトル」として捉え、発達のレベルを示します。

段階 特徴 (何を自分だと認識するか) わかりやすいイメージ
トランスパーソナル 宇宙全体、無限の意識。自我を超えた大きな存在との一体感。 悟り、究極の真理
超個的 集合的無意識や魂。普遍的な神話や精神性を信じる。 宗教的な信仰、深層心理
パーソナル 思考、感情、自我。論理的で合理的な現代の自我。 知性、自立した個人
プレパーソナル 身体、原始的な衝動。まだ自我が確立されていない状態。 乳幼児の意識、潜在意識
2. スパイラル・ダイナミクスに基づく色分けの段階 (ティール組織などで有名)

この分類は、世界観の根本的な違いを示し、社会や組織、個人の価値観や世界観がどのように進化するかを示したモデルです。ウィルバーのすごいところは、これらの段階が、下の段階の要素を「含みながら、超えていく」(超えて含む)形で進化すると考えた点です。つまり、上の段階に進んでも、下の段階の価値観が完全に否定されるわけではなく、より高度な形で統合されていく、としています。

名称(価値観の焦点) 段階の特徴 わかりやすい例
第一層 ベージュ 生存(本能的、サバイバル) 生存と基本的な欲求が最優先。個体維持。人口の0.1% 原始人、重度の認知症患者、災害時の本能的な行動
パープル 部族(魔術的) 家族や部族の安全が最優先。精霊や呪術を信じる。人口の10% 古代の部族社会、迷信を重んじる集団
レッド 力、支配(自己中心) 自分の力と衝動が最優先。他者を支配し、自己を表現する。人口の20% ギャングのリーダー、古代の暴君、幼い子どもの「イヤイヤ期」
ブルー 秩序(規範的) ルールと秩序が最優先。絶対的な真理と道徳に従う。人口の40% 伝統的な教会、厳格な軍隊、儒教社会
オレンジ 成功(合理的) 成果と成功が最優先。科学、合理性、競争を重視する。人口の30% 現代の企業経営者、科学技術、資本主義社会の推進者
グリーン 共同体(平等主義) 調和、平等、多様性が最優先。権威やヒエラルキーを嫌う。人口の10% 多様性を重んじるNPO/NGO、環境保護団体、リベラルな社会運動、ダイバーシティ、人権問題
第二層 ティール 統合(全体論的) 第一層の全ての知恵を理解し、全体性を重視する。複雑なシステムを統合的に捉える。人口の1% インテグラル理論の実践者、意識の高い経営者、あらゆる段階の知恵を活かす、革新的な組織(ティール組織)
コーラル 全体的 ティールを超えた、さらに全体的な視点。宇宙全体のエネルギーや意識に焦点を当てる。人口の0.1% ウィルバーが未来に予測する、非常に稀な意識の段階
階層のポイント
  1. 第一層(欠乏動機)

    • 特徴: 自分の視点が絶対的であると考え、自分の属する集団や価値観が正しいと信じがちです。

    • 動機: 満たされていない欠乏やニーズ(生存、安全、愛、承認など)に基づいています。

  2. 第二層(存在動機)

    • 特徴: 全ての価値観が相対的であることを知っており、それぞれの段階の必要性や有効性を理解できます。

    • 動機: 自己実現や存在意義、全体への貢献といった高次の動機に基づいています。

ウィルバーは、現代社会のほとんどの衝突や問題は、第一層内の価値観の対立(例:ブルー vs オレンジ vs グリーン)によって引き起こされていると考え、第二層への進化がその解決の鍵になると提唱しています。

以上、AIのまとめ********************

でも、わかるよ😅胡散臭いって感覚。また、ケンさんの色の分け方(まぁ、彼が考えたわけじゃないけど)が中二っぽくてさらに草

このAIのまとめをみると、精神的な成長とか、宇宙意識への進化とか書いてあるでしょ😅

なんかそこらへんが、普通のひとには胡散臭く感じるところだよね。わかるわかる。アヤシサ満載。

中二病と胡散臭さとアヤシサで三冠王です👑

精神的な成長とか宇宙意識のなんたらとかいうやつの言うことなんてききたくないもんね。俺もそう思ってる。

でも、これはしかたがない、瞑想をしたことのないひとにはわからない。

あるヨギの自叙伝」ででてくるババジの御一行やボーガナタルは、人類全体を第二層以降に導いていこうとしているんだろうか。

私にできることは、地域のひとが継続的にヨガの練習する場をつくることくらいしかできない。十分に理解できてないけど「読書会」とか「勉強会」とかやりたい。てか、やってくれ。教えてくれ。